アーティストプロフィール

レミ・ジュニエ
史上最年少でボンの国際ベートーヴェン・ピアノ・コンクールで入賞を果たし、さらに2013年のエリーザベト王妃国際音楽コンクールで20歳という若さで第2位に輝く。パリ国立高等音楽院でブリジット・エンゲラーから薫陶を受けた後、アルフレッド・コルトーが設立したエコール・ノルマル音楽院でレーナ・シェレシェフスカに師事。ハンブルク音楽演劇大学のエフゲニー・コロリオフのもとでも研鑽を積んだ。さらに、ジョージ・ペーリヴァニアンに師事しオーケストラ指揮を学ぶ。
2015年2月、デビューCDとしてミラーレ・レーベルからオール・バッハ・アルバムをリリースし、ディアパゾン・ドールを受賞。同盤は同年11月に、最も優れた14枚のアルバムにのみ贈られるディアパゾン・ドール・オブ・ザ・イヤーに輝いた。2017年5月、同じくミラーレ・レーベルから、ベートーヴェンのソナタ集を発表。

小林愛実
2021年10月「第18回ショパン国際ピアノコンクール」 第4位入賞。
7歳でオーケストラと共演、9歳で国際デビューを果たす。これまでに、スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥオーゾ、ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ、ジャッド指揮ブラジル響、ポスカ指揮チューリッヒ・トーンハレ管など国内外における多数のオーケストラと共演している。
2010年14歳でEMI ClassicsよりCDデビュー。サントリーホールで日本人最年少となる発売記念リサイタルを開催した。2015年10月「第17回ショパン国際ピアノコンクール」ファイナリストとなった。2018年にはワーナークラシックスとインターナショナル契約し、『ニュー・ステージ~リスト&ショパンを弾く』をリリース。最新CDは、『ショパン:前奏曲集 他』。
現在、フィラデルフィア・カーティス音楽院で、マンチェ・リュウ教授のもと研鑽を積んでいる。

テオ・フシュヌレ
2018年にジュネーヴ国際コンクール優勝、フランスの「ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク・クラシック」で器楽奏者部門の新人賞にノミネートされる。同年、トリオ・メシアンのメンバーとしてリヨン国際室内楽コンクールで第1位および5つの特別賞を受賞。ルノー・カプソン、ジェラール・コセ、エリック・ル・サージュなど国際的に活躍する音楽家と共演している。
2018年、ミラーレ・レーベルからトリオ・メシアンとクラリネット奏者ラファエル・セヴェールの共演でメシアン《世の終わりのための四重奏曲》とアデス《コート・スタディーズ》を収録したアルバムをリリース。2020年には、ベートーヴェンのワルトシュタインとハンマークラヴィーア・ソナタを収録した初のソロ・アルバムをドルチェ・ヴォルタからリリース。
「その存在感と充実したサウンドに衝撃を受ける。……フシュヌレは私たちを真の解釈へと誘ってくれる。」(ディアパソン誌)

石井楓子
1991年神奈川県生まれ。桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学卒業。2013年82回日本音楽コンクールピアノ部門において第1位受賞。その後渡欧し、ケルン音楽大学を経てバーゼル音楽院修士課程・演奏家課程を共に最高点で卒業。2019年 第26回ブラームス国際コンクール第3位入賞。また第2回ドイツ・ブラームスコンクール優勝。バーゼル交響楽団、デトモルト室内管弦楽団、N響、読響、東響、京響、日本フィル、新日本フィル、日本センチュリー、神奈川フィルをはじめとする国内外のオーケストラと共演。2019年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員。2021年ドイツ・ブリュートナーによるブラームス作品のCDを発売。これまでピアノを江崎光世、加藤伸佳、横山幸雄、村上弦一郎、クラウディオ・マルティネス・メーナー、ゾルターン・フェイエルヴァーリの各氏に師事。ソロ、室内楽奏者として各地での演奏活動に取り組んでいる。